高山静子先生の研修に行ってまいりました。

2015年02月28日

こんにちは。

スタッフ隆太です。

先日、東洋大学ライフデザイン学部生活支援学科准教授、高山静子先生の研修に行ってまいりました。

現在の保育の環境構成についてのお話でしたが、大変参考になりました。

幼稚園・保育園・子ども園の先生方には是非聴いて頂きたい内容でした。

保育所保育指針と幼稚園教育要領におけるあそびの保障と環境構成の必要性を感じました。

幼稚園・保育園の先生方は、高山先生のHPがございますのでご覧いただけると参考になると思います。

『保育の専門性を高めるページ』

また、高山先生の著書もございます⇒エイデル研究所刊『環境構成の理論と実践』

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是非参考になさって下さい!

岩切書店(宮崎こどものとも社)

本のことなら岩切書店、えほんのことなら"こどものとも社"。
絵本、児童書、書籍、おもちゃの販売、園庭環境・遊具のご提案をしております。

〒880-0912
宮崎市大字赤江字飛江田942-10

●公式ウェブサイト:https://iwakiri-shoten.com/
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初代ウルトラマンの撮影現場がよくわかる『ウルトラマンをつくったひとたち』

2015年02月18日

こんにちは、スタッフ押川であります。
普段はノンフィクション系の本ばかり読んでいるわたくしですが、1ヶ月に1冊程度、絵本を読むようにしております。
とはいえ、とりたてて絵本に詳しいわけでもないわたくしにとって、絵本に関する良き情報源となっているのが、SNSでつながっている絵本好きの方々。今回ご紹介する、この『ウルトラマンをつくったひとたち』(偕成社、税込1728円)も、そういった絵本好きの方のお一人から教えていただいたものであります。
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作者の一人、いいづかさだお(飯塚定雄)さんは、特撮の神様・円谷英二特技監督の門下で、『ゴジラ』(1954年)以降の東宝特撮映画や円谷プロダクションのテレビシリーズに関わり、円谷監督亡きあとは光学合成の会社を立ち上げて、数々の映画やテレビ作品を手がけてきた、まさに日本特撮の「生き証人」ともいえる方です。
この絵本では、飯塚さんも関わっていた初代『ウルトラマン』(1966〜1967年)の製作現場を描いています。ストーリーの練り上げから、怪獣やメカの造形、ワイヤーを駆使した操演、大掛かりなミニチュアセットでの撮影•••など、『ウルトラマン』における特撮の撮影風景が思いのほか細かく描かれていて興味深いものがありました。飯塚さんが手がけていた、ウルトラマンの必殺技「スペシウム光線」の作画合成の過程もわかりやすく絵解きされています。
この絵本を読むと、特撮というのは創意と工夫の積み重ねによって成り立っているんだなあ、ということがとてもよくわかります。また、監督や脚本家のようにデカデカと名前が出ることもなかった、操演や特殊効果(ミニチュアを壊したり爆破したりする仕掛けを担当する役目)のスタッフたちもたくさん描きこまれていて、そこに "名もなきスタッフ" たちへの敬意が感じられるようで感銘も受けました。
また、画面の至るところに、宇宙忍者バルタン星人や、古代怪獣ゴモラ、三面怪人ダダなどの、シリーズではおなじみのキャラクターが登場しているのが、大きなコドモ(含むわたくし)には嬉しいところです。

初代ウルトラマンが誕生してから、来年でちょうど50年。その後のCGの進化と普及によって、映画、そして特撮の現場も大きく変わってきてはいるのですが、創意と工夫、そしてチームワークによって作り上げられていく「特撮」には、まだまだ魅力と可能性があるように思うのです。
この絵本を通して、多くの子どもたちに「特撮」の面白さと素晴らしさが伝わってくれればいいなあ。

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甘〜い味に秘められた歴史と社会のありようがわかる『チョコレートの世界史』

2015年02月11日

こんにちは。スタッフ押川です。
いよいよ今週末ですねえ、バレンタインデー。当日は多くの女性の皆さまと男性諸氏にとって、幸せな1日となることを願うばかりであります。
•••え、そういうお前さんはどうなんだ?ですと。あ、わたくしのことは一切気にしないでいだだいて構いません。わたくしはわたくしで、一人で強く生きていきますので。ま、万が一来るものがあるのなら拒みゃしませんけれども。
わたくしのことはともかく、今回はこの時期に興味深く読める一冊、『チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石』(武田尚子著、中公新書)をご紹介したいと思います。
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チョコレートはどのように生み出され、普及していったのか。本書は近代ヨーロッパの歴史を軸にして述べていきます。
チョコレートの原料であるカカオ豆の歴史は古く、既に紀元前には利用が始まっていたといいます。中米のマヤ・アステカ文明においては、神々へ捧げられる供物であり、貨幣でもあり、薬用として特権階級に飲まれていたというカカオ。やがて、アステカ文明を滅ぼして植民地化したスペイン人によって、砂糖で甘みをつけられたカカオ飲料は多くの人々に受け入れられ、「チョコレート」という言葉が生み出されます。
その後、中米やアフリカ、アジアに植民地を獲得したヨーロッパ諸国は、プランテーションにより栽培したカカオ豆と砂糖の販路を広げ、世界商品として展開していきます。そして、機械設備や輸送手段の近代化で大量生産が可能となり、固形化もされたチョコレートは、庶民にも手の届くものとなっていったのです。
神々への捧げものから、グローバルな世界商品へと変わっていったチョコレートの歴史には、世界史の大きな流れが凝縮されていることが、本書を読むとよくわかります。

わたくしが特に興味深かったのは後半、日本でもお馴染みの「キットカット」を生み出した、イギリスのロウントリー社(現在はネスレ社)をめぐる記述でした。
菓子製造業としてはいち早く、大規模なマーケット・リサーチを行ったり、テレビCMを始めたりしたロウントリー社。ビジネスのみならず社会改良にも熱心だったそうで、工場のあったヨーク市の労働者階級1万1560世帯を個別訪問して生活状態を調査、その結果を研究書として出版したとか。また、週休二日制や女性従業員への教育プログラム、産業心理学の導入などといった従業員の待遇改善にも取り組んだそうな。いろんな意味で先駆的な企業だったんだなあ、と驚きました。
主力商品のキットカットの歴史も興味を惹かれました。チョコにくるまれた層状のウエハースや、割りやすくするための「みぞ」についてのエピソードも面白かったのですが、第二次大戦下で原料の調達もままならない中、「平和な時代」のような商品が作れないことへの苦渋がにじむ、ラッピングに記された文面には胸打たれるものがありました。そう、平和であるからこそ、チョコレートを美味しく頂くことができるんですよねえ。

本書を読めば、チョコレートの甘さを、より深〜く味わうことができること間違いなしです。チョコをたんまり貰える向きはもちろん、貰えない向きにも大いにオススメしたい好著であります。

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酒好き女子(および男子)必読の漫画『ワカコ酒』

2015年02月05日

皆さま、こんにちは。スタッフブログ初回の記事以来、すっかりご無沙汰しておりました、スタッフ(お)こと押川です。初回の記事では遠慮して名前を明記しなかったわけですが、他のスタッフからの「別に隠しておくような大したシロモノでもないだろ」との指摘を受け、あらためて本名で登場させていただくことになりました。
その初回の記事にて「さまざまな情報をこまめにアップして•••」などと申しておりましたが、その後はこまめに記事をアップすることのないまま、ずいぶんと間が空いてしまい誠に恐縮至極であります。これからは初心に戻って、積極的な発信を心がけていく所存です。あらためて、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて。わたくしが酒好きであることをよーくわかっている我が同僚の一人から、「これ、けっこう面白いですよ」と一冊の漫画をオススメしていただきました。それがこちらの『ワカコ酒』(新久千映著、徳間書店)です。
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ふだん漫画はほとんど読まないわたくし、この漫画のことは全く存じませんでした。ちょっと試しに読んでみるか、とさっそく買って帰って読んでみました。主人公は、酒場での一人飲みが大好きというOL・ワカコ。近ごろは女性にも、居酒屋での一人飲みを楽しむ方が増えてきているようですが、漫画にもそういう女性が主人公という作品が出てるのかー、と興味津々で読み始めました。
読んでみるとたちまち、その楽しさにハマりました。鮭の塩焼きや焼き餃子、ポテトサラダ、ハムカツ、ほっけ、かきあげ•••などなど、居酒屋でもよく見かけるような平凡といえば平凡な料理を肴に一人飲みする主人公を、短いページ数で(一回分は基本的に4〜6ページほど)まったり描く作風と、見ていてほっこりするような絵柄がなんだか絶妙で、それが酒場でのまったりほっこりした雰囲気をしっかりと醸し出しているのです。
何より惹きつけられるのが、主人公ワカコの酒と肴へのこだわり。「日本酒に鮭の皮はこたえられん」と言ったり、ポテトサラダの中のゆでたまごに幸福感を覚えたり、ハムカツはポークカツの代替品にあらず、と言ったり、などなど、ワカコのこだわり言葉の一つ一つに「そうそう、わかるわかる!」と大いに頷かされっぱなしでありました。おかげでちょっと痛いです、首が(笑)。
たちまちにして本作のファンとなってしまったわたくし、今日は続巻3冊をまとめ買いいたしました。これから少しずつ、読んでいこうと思っております。
酒好き女子はもちろん、呑み助男子にも大いにオススメしたい漫画、ぜひご一読を。

ちなみに。この作品のことをわたくしに教えてくれた同僚も、やはりお酒好きの女性スタッフであります。好きな分野にしっかりとアンテナを張っている姿勢、我が同僚ながらお見事!と思った次第でありました。

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新しい「岩切書店通信」ができました!

2015年01月31日

このたび、お得意さまに向けての情報発信の一環として「岩切書店通信」を発行することにいたしました。話題の本やスタッフおすすめの一冊など、さまざまな情報をお届けしていきたいと思います。
以下がその創刊号であります。どうか、皆さまの本選びのご参考となりますように。

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(おもて)

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(うら)

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